サバクツノトカゲ。[爬虫類図鑑]

サバクツノトカゲ
Plumed basilisk

サバクツノトカゲ
科名
イグアナ科
その他の名前
砂漠角蜥蜴
英名:[Plumed basilisk]
学名:[Phrynosoma platyrhinos]
生息地
サバクツノトカゲは北アメリカ大陸の南西部からメキシコ北部にある砂漠地帯や岩場などに生息しています。
生息状況
普通
大きさ
体長:8~11cm
繁殖
卵生
一度に2~11個の卵を産みます。
食べ物
サバクツノトカゲはアリだけを食べます。
活動時間帯
昼行性
解説
サバクツノトカゲはカエルと間違えられるほど、ずんぐりとした体形の個体もいる後頭部の角状のトサカが特徴的なトカゲで、生息環境に適応したカムフラージュ効果の高い小石のような模様を皮膚に備えています。

サバクツノトカゲの体の色は上記の写真のようなグレー系のものの他、黄褐色やベージュ系の色をした個体もいます。
なかなか見つかりにくい体色をしているサバクツノトカゲですが敵に出会った時に近くに藪がある場合は反射的に薮の中に身を隠します。

サバクツノトカゲの餌は多くのトカゲとは異なり、様々な虫を食べるのではなくアリだけを食べるという特殊なものです。
しかし、15種類が確認されているツノトカゲの仲間はその全てがアリだけを食べると言われています。
生息環境が乾燥地帯に限定されており、餌も決まっているツノトカゲはペットとしては飼うのが難しい種だとされています。

尚、サバクツノトカゲの類似種としてはコーストツノトガゲがあげられます。

©爬虫類図鑑