ヌマガエル。[爬虫類図鑑]

ヌマガエル
Indian Rice Frog

ヌマガエル
ヌマガエル2
科名
ヌマガエル科
その他の名前
英名:[Indian Rice Frog]、[Cricket Frog]
学名:[Fejervarya kawamurai]
生息地
ヌマガエルは日本国内の本州の静岡県から西の地域、四国、九州、奄美大島から沖縄島までの島々などに分布し、平地から低い山地までの湿地や水田、沼、草地、林内、畑など様々な場所に生息しています。
海外では中国、台湾などに分布しています。
生息状況
普通
大きさ
体長:2.8~5.5cm
繁殖
卵生
一度に1000個前後の卵を産みます。
食べ物
ヌマガエルは昆虫などの小さな動物を食べます。
活動時間帯
不明
解説
ヌマガエルは国内の温暖な地域に生息しており、本州にも生息していますが日本海側よりも太平洋側の方がより広い地域に分布しているという特徴があります。また、ヌマガエルという名前に反して沼に多く住んでいるという訳ではなく、水田などに住むオスは夜になると鳴き始めます。

ヌマガエルの体の皮膚は淡い褐色または灰色で背面や四肢の外側には暗色の斑紋が見られ、この模様は基本的には全ての個体が持っていますが稀に斑紋以外にも背中の中心部分に幅の広い線が入っている場合もあります。
後肢が長く跳躍力に優れている事も特徴のひとつで動きの素早いカエルとしても知られています。

繁殖は5~8月ごろに行われ、卵は水面や水草などに産みつけられます。卵から孵化したオタマジャクシは4cm程度にまで成長し、約45日で変態して陸に上がり始めます。
また、ヌマガエルのオタマジャクシは高温に強い事で知られ、水温が42度を超えるような場合でも生きていたという記録が残っています。

©爬虫類図鑑