ミドリホソオオトカゲ。[爬虫類図鑑]

ミドリホソオオトカゲ
Emerald tree monitor

ミドリホソオオトカゲ
科名
オオトカゲ科
その他の名前
緑細大蜥蜴、エメラルドツリーモニター
英名:[Emerald tree monitor]、[Green tree monitor]
学名:[Varanus prasinus]
生息地
ミドリホソオオトカゲはオーストラリア大陸から海を隔てて北にあるパプアニューギニアに分布しており、降雨林やプランテーションに生息しています。
生息状況
希少
大きさ
体長:80~100cm
繁殖
卵生
一度に2~5個の卵を産みます。
食べ物
ミドリホソオオトカゲは昆虫などの節足動物や小型の哺乳類、鳥類、爬虫類などを食べます。
また、鳥の卵やヒナを食べる事もあります。
活動時間帯
昼行性
解説
ミドリホソオオトカゲは名前の通り、緑色の皮膚を持った体は細いのですが体長は1mにもおよぶかなり大型のトカゲです。また、樹上でしか活動しない完全な樹上性のトカゲである事でも知られ、樹上での生活に適した特徴を多く持ちます。

ミドリホソオオトカゲの体色である鮮やかな明るい緑色は樹上ではあまり目立たない色とされており、胴体部分などに見られる黒っぽい横縞も背景となじませる隠ぺいの効果があると言われています。
樹上でもしっかりと体を固定する事ができる長い指と鋭い爪を持ち、巻きつける事に適した長い尾は胴体と頭部を合わせた長さよりも2倍以上長くなっています。

ミドリホソオオトカゲは現在は数が減少し、希少な種となっていますがペットとして人気がある事から孵化した幼体などが日本でも流通しています。

ミドリホソオオトカゲの類似種としてはアオハナオオトカゲがあげられます。

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