イチゴヤドクガエル。[爬虫類図鑑]

イチゴヤドクガエル
Strawberrry Poison-dart Frog

イチゴヤドクガエル
科名
ヤドクガエル科
その他の名前
英名:[Strawberrry Poison-dart Frog]
学名:[Dendrobates pumilio]
生息地
イチゴヤドクガエルは中央アメリカのニカラグア、コスタリカ、パナマなどに分布しています。
生息状況
普通
大きさ
全長:1.8~2.5cm
繁殖
卵生
一度に4~6個の卵からなる卵塊を産みます。
食べ物
昆虫などの節足動物を食べます。
飢えに弱い為、餌がないと2、3日で死ぬと言われています。
活動時間帯
昼行性
解説
イチゴヤドクガエルは上記の写真のような、まるでイチゴのような鮮やかな赤色の個体しかいないと思われがちですが、実は様々な色彩の個体が存在し、青色や褐色、緑色の個体まで、地域によって体色が全く異なるという特徴を持っています。

イチゴヤドクガエルは真っ黒で大きな目を持ち、頭部の先端は丸くなっています。また、オスは求愛の際には大きな声で鳴いてメスを惹きつけます。

イチゴヤドクガエルは名前の通り、猛毒を持っており、現地人はイチゴヤドクガエルを火であぶって毒を採取して狩りなどに利用してきました。
現在ではペットとして飼われる事もあるようになりましたが、多くのトカゲやカメような飢えに対する耐性がない為、ペットとして飼う際には十分な餌を確保し、与え続ける必要があります。

尚、イチゴヤドクガエルはメスが幼生の餌として受精していない卵を与えるという性質を持っている事で知られています。

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