ハナナガムチヘビ。[爬虫類図鑑]

ハナナガムチヘビ
Long-nosed Whipsnake

ハナナガムチヘビ
科名
ナミヘビ科
その他の名前
英名:[Long-nosed Whipsnake]
学名:[Ahaetulla nasuta](かつては[Dryophis nasutus]と呼ばれていました)
生息地
ハナナガムチヘビはインドやスリランカ、東南アジアなどに分布し、耕作地や降雨林で見られます。
生息状況
普通
大きさ
全長:100~120cm
繁殖
卵胎生
一度に3~23仔産みます。
食べ物
ハナナガムチヘビは爬虫類や小型の鳥類などを食べます。
活動時間帯
昼行性
解説
ハナナガムチヘビは名前の通り、頭部の先端が細長く尖っており、頭部よりも細い胴体部分はムチのようにしなやかです。また、アジアに生息しているムチヘビの仲間の中では最も視力が良いと言われています。

一般的に知られている本種は上記の写真のような鮮やかな緑色の皮膚をもっていますが、その他にも灰色や褐色などの個体もいます。
この体色は草木などへのカムフラージュの役目を果たしていて風に吹かれているかのように体をかすかに揺する事によって更に自然に溶け込み、獲物となる爬虫類などに気づかれずに近づく事ができます。
ハナナガムチヘビは獲物を捕らえる為の優れた視力を活かす為に目から先端にかけての部分が溝のようにへこんでおり、前方への視界が広くなっています。
また、目の中にある瞳孔は水平方向に伸びています。

ハナナガムチヘビの類似種としてはオオアオムチヘビがあげられます。

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