アカトマトガエル。[爬虫類図鑑]

アカトマトガエル
Tomato frog

アカトマトガエル
科名
ヒメアマガエル科
その他の名前
英名:[Tomato frog]
学名:[Dyscophus antongilii]
生息地
アカトマトガエルはアフリカ大陸から海を挟んで東にあるマダガスカル島の北西部に分布し、主に低地の湿った場所に生息しています。
生息状況
絶滅危惧
大きさ
体長:8~12cm
繁殖
卵生
雨季に水の中で卵を産みます。
食べ物
アカトマトガエルは昆虫などを餌として食べます。
活動時間帯
夜行性
解説
アカトマトガエルは真っ赤なトマトのような体色と丸い体形が特徴的なヒメアマガエル科のカエルで、個体数が少なく、マダガスカル島の一部地域にしか生息していない上に為、現在は絶滅危惧種に指定されています。

アカトマトガエルは普段から分泌物でツヤツヤとした皮膚をしていますが、触ると非常に粘着性のある分泌物を出し、この分泌物で捕食者から身を守ると言われています。
夜行性で日中は地面の中にひそみ、夜になると餌となる昆虫を探すなどの活動をする為に地面からでてきます。
繁殖は大雨の後だけに池や水路、沼地や水たまりなどで行われますが、3月頃にやってくる雨季にしか繁殖は行わない為、大雨の後と言う条件は比較的、整いやすいと言えます。

尚、アカトマトガエル生息環境の破壊などによって個体数が激減していますが、現在は絶滅を避ける為に多くの個体が飼育下にあります。
しかし、飼育されている個体は野生の環境下に個体に見られるような鮮やかな赤色の皮膚には殆どならない事が分かっています。

©爬虫類図鑑