アイゾメヤドクガエル。[爬虫類図鑑]

アイゾメヤドクガエル
Dyeing poison dart frog

アイゾメヤドクガエル
科名
ヤドクガエル科
その他の名前
藍染矢毒蛙
英名:[Dyeing poison dart frog]
学名:[Dendrobates tinctorius]
生息地
アイゾメヤドクガエルは南アメリカ大陸の北東部にあるギアナ、ブラジルの北東部の降雨林に生息しています。
生息状況
普通
場所によっては少ない
大きさ
全長3~6cm
繁殖
卵生
雨季に陸上で一度に8~20個ほどの卵を産みます。
食べ物
アイゾメヤドクガエルはアリなどの小型の昆虫を食べます。
活動時間帯
昼行性
解説
アイゾメヤドクガエルは強力な毒を持ったヤドクガエルの仲間の中では最も体の大きい種で、世界的に見ても南アメリカ大陸のごく一部にしか生息していない陸生のカエルです。

アイゾメヤドクガエルの体色は非常にコントラストの高い配色がなされており、体の大部分の色である濃い藍色は暗色ですが、頭部から背部にかけてのラインや体の側面にある模様は鮮やかな黄色をしています。
また、通常は写真のような配色ですが、変異種も多く見られ、必ずこのような色をしているとは限りません。

アイゾメヤドクガエルは身体能力の高いカエルとしても知られ、指先の吸盤を使った木登りは素早く、後肢の筋肉が発達しているので高い跳躍力を持ちます。

産卵は葉の上で行われ、メスが卵が産み落とした後はオスが卵を保護するようになり、卵から孵化する度に幼生を水たまりまで運んでいきます。

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