アフリカツメガエル。[爬虫類図鑑]

アフリカツメガエル
African Clawed Toad

アフリカツメガエル
科名
コモリガエル科
その他の名前
英名:[African Clawed Toad]
学名:[Xenopus laevis]
生息地
アフリカ大陸のアンゴラなどの南東部の国の池や湖に生息しています。
生息状況
普通
大きさ
体長6~13cm
繁殖
卵生
雨季に水中で卵を産みます
食べ物
小さな魚や水生昆虫、小型のエビなどを食べます。
活動時間帯
夜行性
解説
アフリカツメガエルはハッキリと分かる三本の長い爪を持っている事からその名がついたカエルで、上記の写真のような薄い薄い色をしたものの他、背景の色に合わせて灰色や黒色に変色した個体もいます。また、一般的にはお腹の部分がふっくらとした個体の方が多いのですが、稀にほっそりと痩せた個体もいます。

アフリカツメガエルの体の特徴は前述した長い爪の他、筋肉の発達した太い後肢やその先端にある水掻きなどで、写真では少し確認しづらいのですが、胴体の外側から股間にかけて縫い目模様が見られます。
また、前肢にある長い爪を使って餌となる魚や水生昆虫などの水の中に住む生き物をかきこんで食べます。目が殆ど真上を向いているのは天敵であるサギ類などの鳥の存在にいちはやく気づく為だと言われています。

尚、体の外側に見える縫い目模様には振動を感じ取る特殊な感覚器があり、それを用いる事によって水中で起こる僅かな振動で外敵や餌となる生物の位置を知る事ができるとされています。

©爬虫類図鑑