アフリカタマゴヘビ。[爬虫類図鑑]

アフリカタマゴヘビ
Common egg-eater

アフリカタマゴヘビ
科名
ナミヘビ科
その他の名前
阿弗利加卵蛇
英名:[Common egg-eater]
学名:[Dasypeltis scabra]
生息地
アフリカタマゴヘビはアフリカ大陸のサハラ砂漠よりも南の地域に分布しており、降雨林と砂漠以外の地域の殆どに生息しています。
生息状況
普通
場所によっては少ない
大きさ
全長80~100cm
繁殖
卵生
一度に6~18個の卵を産みます。
食べ物
アフリカタマゴヘビは鳥類の卵だけを食べます。
活動時間帯
夜行性
解説
アフリカタマゴヘビはほっそりとした胴であるにも関わらず、自分の頭部よりもはるかに大きい鳥の卵を丸呑みにしてしまう蛇で、基本的には卵しか食べない事から鳥の繁殖期以外は何も食べず、水だけを飲んで過ごします。

上記の写真は卵を飲み込んだ直後のアフリカタマゴヘビで首の部分が卵の形に大きく膨らんでおり、この蛇がどれだけ大きな卵を飲み込むかがよく分かります。
このように卵が喉の部分に達すると背骨の突起で卵の殻を割って中身は胃に送り込み、殻は外に吐き出します。
また、アフリカタマゴヘビは口の先端に歯を持っていない事も特徴のひとつです。

アフリカタマゴヘビの体はグレーまたは褐色で、クサリヘビのようなV型や鞍型の斑紋が入っており、側面の鱗はノコギリ歯状になっています。

尚、ペットとして飼う場合にはニワトリの卵ではなく、ウズラの卵を与えると良いとされています。

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